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シャトーカミヤについて

シャトーカミヤとは

シャトーカミヤは、実業家である神谷傳兵衛が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場。フランスに現存した醸造場をモデルに、ボルドー地方の技術を用いて、葡萄の栽培からワインの醸造・瓶詰めを一貫して行なっていました。

現在は、約6万平方メートルある敷地内に、当時の建物を活かした記念館やレストランを展開し、ワインの歴史を紹介するとともに“食の楽しさ”を提供しており、多くの方が訪れます。

2007(平成19)年11月には経済産業省より「近代化産業遺産」に認定、2008(平成20)年6月には国の重要文化財に指定されるなど、その歴史的価値の高さが広く認められています。

「お客様の喜びは私たちの喜び」

シャトーカミヤは1996年より本格的に環境整備と施設の保全を推進し、2003年に100周年を迎えました。私たちはこの価値を次の一世紀(200周年)につなげるため、「お客様の喜びは私たちの喜び」という考えに基づき、施設全般の保全・整備・美化活動を継続していきます。また、文化芸術活動を支援し、地域活性化の一翼を担ってまいります。

国指定重要文化財に指定

事務室
醗酵室
貯蔵庫

2008年4月の文化審議会答申を経て、2008年6月9日にシャトーカミヤ旧醸造場施設3棟が「最初期の本格的ワイン醸造施設」として、文部科学大臣から国の重要文化財に指定されました。

指定されたのは、「事務室」(現:本館)、「醗酵室」(現:神谷傳兵衛記念館)、「貯蔵庫」(現:レストラン キャノン)の旧醸造場施設3棟。
明治中期の煉瓦造建築として歴史的価値の高さと、当時の醸造方式を理解するうえで産業技術史における価値が高いという2点が評価されました。

指定理由

最初期の本格ワイン醸造場施設(近代/産業・交通・土木)シャトーカミヤ旧醸造場施設 3棟(事務室、醗酵室、貯蔵庫)
シャトーカミヤ旧醸造場施設は、神谷傳兵衛が創設したワイン醸造施設で、現存する事務室、醗酵室、貯蔵庫は明治36年9月竣工とみられる。
本施設は、明治中期の本格的な煉瓦造ワイン醸造所の主要部がほぼ完存しており、高い歴史的価値がある。とりわけ醗酵室は、各階ごとに配された設備構成等から当時のワイン醸造工程を窺うことが可能であり、産業技術史上も重要である。
また、事務室は、シャトーを名乗るに相応しい意匠を有し、明治中期の煉瓦造建築の意匠水準を計るうえでも価値が高い。
※指定基準=歴史的価値の高いもの

2008年4月18日文化庁プレス発表資料

施設概要

事務室
煉瓦造、建築面積308.52平方メートル、2階1部1階建、鉄板瓦、時計塔付
醗酵室
煉瓦造、建築面積436.75平方メートル、地上2階地下1階建、鉄板瓦、西面及び南面突出部附属
貯蔵庫
煉瓦造、建築面積404.58平方メートル、1階建、鉄板瓦(内装を除く)、北面醗酵室に接続、東面北側醗酵室西面突出部に接続
設計
岡田時太郎
所有者
オエノンホールディングス株式会社(会社概要)