ファクタリングを3社で行うとは、自社と売掛先とファクタリング業者が契約を結び、売掛金を回収します。
3社間で契約を結ぶことで、高い確率で売掛金を回収できることから、自社がファクタリング業者に支払う手数料が低くなるというメリットがあります。
しかしながら、3社でやり取りをする分時間がかかるため、振込までに時間がかかります。
どのような内容なのでしょうか。
手数料が少なくなる
ファクタリングは2社でも3社でもできるようになっていますが、2社の場合売掛先に連絡が行っていません。
3社でファクタリングは売掛先に必ず連絡が行くため、売掛金の回収がある程度安定して見込まれます。
そのため、自社からファクタリング業者に支払われる手数料が低くなっています。
お金に困っているなら、大きい金額の場合数%でも金額の差がでますので、できるなら3社間でファクタリングをしたほうがお金は多く手元に残ります。
売掛先には必ずバレる
ファクタリングをすると、自社の売り上げが悪く資金繰りに苦しんでいるのではないか、と売掛先が感じやすいです。
ただ、今まで長い付き合いがあり、それぞれの会社のことを理解しているのなら、あらかじめできている信頼で3社間のファクタリングにすることはできます。
ただし、この信頼が双方にないと、相手の会社のことを怪しい目で見たり、巻き込まれることを危惧して、依頼が来ても合意をしないです。
反対に新規のところや、付き合いが浅いところに依頼をすると、築き上げてきたものが壊れることもあり、価値観はそれぞれ違っています。
ですから3社でファクタリングする相手の会社は、慎重に選んだほうが良いといえます。
振込までは遅い
売掛金の回収は、ファクタリングの依頼をすると、ファクタリング業者と売掛金がある会社が直接やり取りをするようになります。
しかしながら、実際には売掛金がある会社が自社に振込をおこなっていたのに、ファクタリング業者に振込先を変えないといけないなど、手間が発生します。
このようなときに時間が生じるようになったり、振込まで遅くなります。
手数料が低く、売掛金の回収の確率も高い方法ですが、入金までの速度は遅くなるため時間に余裕がある人にお勧めです。
ファクタリングを3社間ですることで、手数料が低い設定となり、安心して売掛金の回収ができるようになっています。
ただし、振込までは遅くなる傾向にあるために、お金が急いでほしい人には向いていません。
時間に余裕があれば、依頼しやすいといえます。